「『音楽』を武器に戦う最強のサブカルチャーガールズロック/最狂のサブカル乙女タルなロックバンド」ことFullMooNが、10月17日に新たなミニアルバム『Ancient MooN』を発売する。「古代の月」と名付けられたその作品は、過去にFullMooNがライブで演奏し続けながらも、様々な理由から眠りについていた曲たちの封印を解き、新たな装飾(アレンジ)を施し、今のFullMooNの姿として収録した楽曲集になる。

何故封印したかの主な理由を説明するなら、収録したのは、今のようなツインギターのスタイルではなく、まだギター/キーボードという編成で活動していた頃の曲たち。現在の形になってからも、過去の曲たちを時々紐解いてはアレンジし、演奏。そのたびに「あの曲は、どの作品に入ってますか?」と問い合わせを受けていた。今回、「古の曲たちを現在へ甦らせた」のは、FullMooNの歴史の歩みに欠かせない名曲たちへ改めて光を当て、今のFullMooNのスタイルに進化させたうえで、ふたたび語り継ごうという想いを受けてのことだった。

今回、収録した曲たちについてメンバーが曲解説をしてくれた。それを、以下に記そうか。

『青い月~Prologue~』

えれん
FullMooNは、悪の組織BlackMooNから青い月(地球)を守る為に日夜戦い続けています。なぜFullMooNはBlackMooNを筆頭に地球を脅かす敵と戦い続けているのか。その理由を、このプロローグへ凝縮した物語として投影し、今の活動へ結びつけました。音楽は、私たちにとっての最大の武器。その音楽を使ってどうやって戦ってきたのかを、ねねが幕開けの物語で語り部となり伝えています。

『赤い糸』

ねね
この歌、Aメロのキーが低いんですよ。今回のリアレンジをきっかけにキーも変えようかと思ったんですけど、昔からある楽曲の印象を壊したくなかったので、そのままのキーにしています。

りん
キーを上げてしまうと、曲のイメージや楽曲の雰囲気が変わってしまうので。

えれん
楽器陣としても、演奏に重厚さが欲しかったからキーを上げたくはない気持ちもあったんだけど、そこは歌う人の気持ちも尊重しつつ。結果、キーを変えずにアレンジしています。

ねね
だから『赤い糸』は、男性の方でも歌えます。何よりアルバムの幕開けに相応しい、勢いのある恰好いい楽曲です。個人的に、『赤い糸』のアウトロのけいのギターも好きです。

けい
ギターソロは熱くて好きですね。勢いのある曲だなと元々感じていたので、編曲の段階でもツインギターの演奏面でそこを意識したアレンジにしています。

『フラッシュバック』

ねね
以前は鍵盤を中心としていた楽曲だったところを、今のFullMooNらしさを活かしたうえで、綺麗でお洒落な楽曲に様変えました。すっごく綺麗だし、格好いいし、まさに「生まれ変わった」という印象を強く受ける楽曲のように、わたし、このアルバムの中だったら『フラッシュバック』を一番お勧めするかな。

えれん
お洒落で大人になりましたね。個人的には、ねねの書いた歌詞がすごく好きで気に入ってるように、歌詞もぜひ聞いて欲しい。

ねね
「『フラッシュバック』の歌詞が好き」といってくれる方は多いです。曲としても、すごく勢いがあって好きなんですけど。歌詞は、ちょっと暗い感じなんですよね。どういう想いを記したのかは聞いていただき、それぞれのとらえ方で楽しんでもらえればなと思います。

りん
暗い歌詞も、ねねの得意な表情の一つだからね。

ねね
シングル『Lost a Moment』のときは、そこを強調して書きましたからね。『フラッシュバック』はFullMooNへ入って間もない頃に書いた歌詞になります。この歌詞は、すごく気持ちが入り込みやすいせいか、歌いながらもいろんな感情が沸き上がっていたように、とても強く感情を込めて歌っています。

けい
『フラッシュバック』は、ギターで楽曲の雰囲気を劇的に変えちゃっています。最初から押せ押せの攻める感じで弾いたように、歌もそうですけど、ギターの聞きどころも多い曲。とくに、えれんちゃんのBメロのライトハンドは聞きどころです。あと、『フラッシュバック』のバッキングのギターでけっこう厨二病くさいことをやってます。そこも聞きどころです。

『光』

ねね
『光』はわたしがFullMooNに入って一番最初に書いた、FullMooNに入るうえでの決心を記した歌詞になりました。「これまでを捨て去る覚悟はできている」「もう全部を捨ててFullMooNだけに人生を賭けていくぞー」という気持ちを記しながら走り続けてきた中、早6年以上が経ちました(笑)。でも、その決意は今でも変わらないです。

りん
原曲の良さを活かしたうえで、細かいところまでいろいろ変えたのが『光』。この曲はMVも制作しているように、「こう生まれ変わったんだ」というのをぜひ聞き比べて欲しいです。個人的には、イントロやサビの雰囲気が好きです。

けい
ギターのリードのフレーズも細かく変えたよね。

えれん
『光』はカラオケにも入ってるくらい、もともとFullMooNの代表曲だったんですよ。にも関わらず、新曲として推し曲が増えるにつれ次第に埋もれてしまって…。でも、FullMooNの代表曲であり、すごくいい歌なので、また今回出したいと思いました。

ねね
ふたたび『光』に光を当てたといいますか、改めてFullMooNの代表曲として盛り上げていきたいように、これからのFullMooNは『光』押しでいきたいなと思っています。

『空』

ねね
『空』は、綺麗な楽曲であり、とにかく歌ってて気持ちいいんです。この曲は、アルバムの中でも一番柔らかい声で歌っています。

けい
タイトル通り”空っ”て感じの楽曲ですね。雰囲気的にフワーッとしてるんですけど。ギターの音が何層にも重なっているように、けっこう広がりのある楽曲だなと感じています。

りん
普段はピック弾きでベースを弾いてるんですけど、この曲はフワッというイメージがあったことから指弾きしています。FullMooNにはあまり指弾きする曲がないように、表情に合わせて演奏も変えてみた楽曲になりました。

えれん
『空』にはギターを新たに追加した部分が多くって。けいも「何層にも」と言ってるように、けっこう2人で弾きながら一つの表情を描いてゆく部分が多いから、ライブで演奏するのが楽しみです。

けい
クリーンの掛け合いとかありますからね。

ねね
この曲は、ホントいいよぉ(笑)。

『覇王樹』

ねね
誰もが、最初は「サボテン」を「はおうじゅ」と読んでしまう曲です。『覇王樹』はセトリに入ることも多いよね。昔初めて聞く人も「この曲いいね」とすぐに気に入ってくれます。しかも、今回アレンジしてゆく中、イントロをテキサス感の出たアコギの演奏にし、そこから急に雰囲気を変えてとしているように、テキサス感の出たアコギの演奏も『覇王樹』の大きな魅力になっています。

えれん
砂漠で弾いてそうなサボテン感が出たよね。『覇王樹』も昔から演奏してきた楽曲だけど、これもガラッとアレンジが変わって恰好良くなった曲です。

りん
ベース自体もシンプルな演奏だったところをガラッと変え、躍動したベースラインにしたように、雰囲気はぜんぜん変わりました。ライブでも、その場の雰囲気を変えてゆく楽曲です。

けい
テキサス感でね(笑)。

『時の欠片』

えれん
最後にロックバラードを持ってきたように、アルバムの終わりは綺麗に幕を閉めようかなと思って。この曲も、だいぶ音に厚みが出たよね。『時の欠片』でも、演奏の裏にうっすらとアコギを入れています。

けい
FullMooNは歌物が多い中、『時の欠片』はとくに聞かせる曲になっています。

ねね
『時の欠片』も、キーは低めです。最後に勢いを持って転調するんですけど、その瞬間から気持ちを放出させるというか、フツフツとした感情を一気に開放する、溜めてたものを一気に出すみたいな感じがするように、そこが歌ってて一番気持ちいいです。それと、最後にフェイクのような歌声を入れてるんですけど、そこも気持ち良くて入れてしまいました。

りん
この曲のベースフレーズは原曲からあまり大きく変えてはいないんですけど、少し自分なりに変えたフレーズを入れながら個性を出しました。淡々としてそうに見せて熱く弾いてるところを感じてください。

けい
『時の欠片』は、全体的に熱さと優しい演奏の押し引きのバランスが難しい曲だよね。

ねね
これは、聞くたびに「いいな」と良さが増していくするめ曲。歌声も優しい表情を持ちながら、じつは熱い想いもそこには込めて歌っています。何より、『時の欠片』を聞きながら、改めて「やっぱFullMooNの曲っていいなぁ」とすごく思いました。
これらの言葉を参考に、ミニアルバム『Ancient MooN』の発売を楽しみに待ってていただきたい。すでに、アルバムの発売に先駆け、ライブ会場では『Ancient MooN』の先行発売を行っている。いち早く音源を手にしたい方は、ライブに足を運ぶのも一つの手だが、10月21日にディスクユニオン新宿ヘヴィメタル館で行うインストアイベントでは、FullMooN特有の楽しさも用意している。それが…。

ねね
当日は、メンバーと一緒に写真を撮れたり、握手会をしたり、私物にサインをしたりを今回もやろうと思っています。

えれん
今までにも電気ストーブとか、みんないろんな面白い私物を持ってきてくれてたよね。

ねね
電化製品を持ってくる人はけっこういます(笑)。今回も、何を持ってくるのか楽しみにしてるので。

えれん
そろそろ、車とかにサインをしたいよね(笑)。
メンバーはとんでもない発言をしているが、そこは無視していただいて問題なし。でも、せっかくの機会だからこそ、メンバーをアッと驚かせる私物を持ち込み、イベント自体をみんなで楽しむのも一興だ。

他にも、11月4日に厚木サンダースネイクを舞台に主催イベント「FullMooN×ThunderSnakeATUGI Presents レコ発&りん,けい生誕祭~今日という日の主催に乾杯!!!!~」も決定した。メンバーいわく、「『Ancient MooN』の発売と、11月生まれのベースのりんとギターのけいの誕生日をまとめてお祝いしましょう」(えれん)とのこと。ぜひこちらにも参加し、トリプルめでたいな!!の声を彼女たちに届けて欲しい。

TEXT:長澤智典

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【音源情報】


『Ancient MooN』
発売日 2018年10月17日
レーベル ジリオンモードプロダクション
ZMR-020
販売価格(税抜/税込) \2,315/\2,500
曲目
1.青い月~Prologue~
2.赤い糸
3.フラッシュバック
4.光
5.空
6.覇王樹
7.時の欠片

FullMooN 結成当初からの楽曲をリアレンジし再収録。 数々の名曲達が、今再び蘇る。

最強のサブカルチャーガールズロックバンド FullMooN最新作「Ancient MooN 」。古代の月と名付けられた今作は、結成当初に限定枚数にて発売された幻の音源から選りすぐりのロックナンバーをリアレンジ、再レコーディングし「Ancient MooN 」というタイトルにて蘇らせたFullMooNの原点ともいえる作品である。

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