【インタビュー】哀愁ロックの橋爪もも、ミニアルバム「夜道」リリース

昨年10月、30万部を売り上げた話題の文庫「文庫X」(「殺人犯はそこにいる」新潮社)のイメージソング「願い」でメジャーデビューを飾った、橋爪もも(はしづめもも)期待のミニアルバム。

本作は、橋爪ももの代名詞ともいえる“哀愁ロック”を中心に、アップテンポでソリッドなロック、そしてまさしく小説のような深いテーマ性とストーリー性を持つ楽曲の数々を収録。本作のテーマは「後悔」。人の心・感情の動きを見事に捕えた収録楽曲は、彼女のその高いポテンシャルが存分に詰め込まれており、一般層から耳の肥えた音楽ファン層まで幅広くアピールする。

今最も注目すべきシンガーソングライター橋爪もも。今回リリースを記念し、期待のミニアルバム『夜道』についてインタビューさせていただいた。

──はじめまして、橋爪ももさん(以下、橋爪さん)よろしくお願いします。

よろしくお願いします!

──まずは、簡単に自己紹介をお願いします。

はい、はじめまして、シンガーソングライターの橋爪ももと申します。普段は、ギター1本で弾き語りをしています。ギターの名前は白井と申します、ふふ。

──独特な節回しで歌うスタイルの橋爪さんですが、橋爪さんの音楽ルーツを教えてください。

幼少期、よく家でTHE YELLOW MONKEYさんが流れていて、スタイルや、歌い方、音楽性など大きく影響していると思います。また、さだまさしさんも良く流れていて、物語のような歌詞作りをすることがあるのですが、根深く影響していると思います。

──橋爪さんといえば、ロリータ服が印象的です。ロリータ服を纏う意味は単純に好きだからでしょうか?

好きだからから始まったものの、今ではこれが私の一部になってます。皆さんカジュアル、コンサバ系など、自分をこう見せたいと言う思いや、その系統の持つイメージに隠れたり紛れたり、服にはそう言った意味があると思うのですが、ロリータ服も同じです。私にとっては、目立つ反面、自信のない自分を隠してくれる矛盾した最高の戦闘服です!

──今回の衣装もご自身で?

はい、作らせて頂きました。今まで作ってきたロリータを通して、今回は背景に合わせてカジュアルダウンして、スカートは夜空の星のように、スパンコールたっぷりの生地を使いました! 実際、ジャケット撮影の時は、とってもキラキラしてくれました。

一曲一曲が一つの物語<ストーリー>

──いよいよ6月20日にミニアルバム『夜道』がリリースされます。私も聴かせていただきましたが、まさに渾身のアルバムでした。ミュージシャン・橋爪もも がわかる1枚になっていますね。

ありがとうございます! アルバムのテーマは後悔なのですが、ネガティブなものだけでなく後悔しないよう、選択する人、支える人、まさに渦中の人、引きずって生きてゆく人……様々な物語が収まっています! 楽曲の方向性はまとめつつ、今回アレンジは3人の方に編曲して頂いたので、聞く方の夜道を、色んな色にしてくれると思います!

──楽曲についてお聞きします。今作のテーマは “後悔″。ドラマ「逃亡花(のがればな)」の主題歌にもなっている1曲目の「自由」ですが、アップテンポでとても力強く歌われています。

はい、これは橋爪ももの中でも、珍しい種類の曲です。とっても高くて、血管切れそうになります……(笑)。

──(笑)。橋爪さんが思う「自由」とは?

楽曲の中で、しつこく歌ってはいるのでさが「したいことをする」のが自由ではなく、「したいことをする、のかしない、のかを選択する理性」こそが自由だと思います。本能に流されて後悔するよりも、そう決めたんだからと、思えるように日々を送りたいですね……なかなか難しいですが!

──2曲目の「依存未遂」についてお聞きします。こちらの楽曲はまた違った橋爪ももの印象を受けました。曲調も変則的でリズムに合わせて体が動いてしまう楽曲ですね。

これは依存を目の前に逃亡する話なんですが、曲調は勿論、リズムを大事にしました。帰り道、足がスタスタと進んだらいいなと思います(笑)。

──ちなみに今 ″依存″しているものはありますか?

チョコミントですね……最近チョコミントの商品多く販売されてて困ってしまいます。

──チョコミント。私も大好きです(笑)。
3曲目の「小説家」ですが、「染み付いた墨の匂い 綿の死んだ座布団」と小説家の方ってそうなのだろうなぁとうまく表現されています。実は小説家の道も目指していたとか?

そんなそんな、文章を書くのは得意でもなければ、上手くもありませんでした。ただ、曲を書き始めるときに、この小説家の後姿と、家の一室、支える妻の姿がしっかりありました。

──今作『夜道』に収録されている楽曲の中で一番思い入れのある曲を教えてください。

最後に収録されている「独身」ですね……。応援してくれる人へ向けて書いたもので、私の物語でもあり、皆の物語だと思ってます。誰もが持ってる孤独や、「俺なんて……」と言った感情や、瞬間により添えたらと思って描いた曲です。

──ありがとうございます。くれぐれもお一人で夜道は気をつけて下さい。最後に新規の方、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

沢山の思いは込めてますが、全ては聞いた瞬間から皆様のものなので、好きに解釈してください! 一言でも、ストンと落ちるものが見つかれば幸いです、読んでくれた皆様、これからよろしくお願いします!

【リリース情報】
橋爪もも「夜道」
2018年6月20日(水)発売
[CD] TKCA-74664  1,800円(税込)

<収録曲>
自由
依存未遂
小説家
ドッペルゲンガー
僕は知らなかった
独身

橋爪もも「自由」Music Video(short ver.)

リード曲「自由」は現在放送中のBSジャパン 真夜中ドラマJ「逃亡花(のがればな)」(主演:蒼井そら)の主題歌となっていて、彼女の中でもあまりないアップテンポのロックナンバー。
厳しい現実から理想や真実を追求する歌詞がドラマの世界観とも合致した楽曲だが、MVでは彼女の独特な表現の“歌詞”がフィーチャーされており、暗闇にさす一筋の光に向かって力強く歌う彼女と、まるで小説の原稿を読んでいるかのようなマス目の中に歌詞が流れる印象的な作品に仕上がっている。

橋爪ももミニアルバム「夜道」ティザー映像

橋爪もも Profile

2011年11月・ギター弾き語りによる、オリジナル楽曲でのライブ活動を開始。都内を中心に精力的なライブ活動を行う。日常の鬱積した感情を綴ったダークな楽曲から、物語を紡ぐような繊細なバラードまで、幅広いジャンルを独特な節回しで歌うスタイルがひときわ異彩を放っている。

2014年、NOTTV「MUSICにゅっと。」のオーディションにエントリーし予選敗退するも、キャラクターが関係者の目にとまりNOTTVの番組コーナーのレギュラーに抜擢。

その後も、アーティストイメージと真逆の弾けたMCと質の高いパフォーマンスが注目を集め、2016年10月からFM NACK5にて橋爪ももの冠番組「橋爪ももの生乾き放送~終わりよければ~」がスタートし現在も放送中。歌手としての活動以外にも、自身のステージ衣装は勿論、「BELLRING少女ハート」「STARMARIE」などのアイドル達の衣装製作を手掛けるなどマルチな才能を見せている。

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