雨に滲み、輪郭が少しだけ歪んだ風景。そこから見えてくるのは、”ボク”という一つの人間の、渇望する心のままに描いたドラマチックな人生物語。一つ一つの出来事を閉じ込めた音楽について、井上結夢は「雨ノ弱が作る楽曲は、すべて「ノンフィクション」をベースに、「フィクション」を混ぜ合わせた物語。その物語は、どれも”ボク”が主人公であり、”ボク”から見た目線でお話は進んでいきます」と語ってくれた。

自らを「現代的シネマティックロックバンド」と呼ぶ雨ノ弱。 その音楽性について、井上結夢は「雨ノ弱の場合、先にイメージする映像や物語があり、その映像や物語を彩るテーマソングやBGMを音楽で表現する形を持って、それぞれの楽曲を作っています。音楽性も、既存のジャンルには括りきれない部分が多いこともあって「現代的シネマティックロックバンド」という言葉を用いて表現をするようになりました」という言葉も投げかけてきた。

6月19日(水)に発売になる雨ノ弱の1stアルバム『シネマコンプレックス』には、映画で言うオープニングとエンディングの役割を担う『Prologue』と『Epilogue』へ挟まれる形で、独立しながらも根底では繋がりあっている8篇の映画(楽曲)が詰め込まれている。このたび、アルバムのリリースに先行し、トレーラー映像が公開になったので、ぜひご覧になっていただきたい。

1stアルバム『シネマコンプレックス』トレーラー

同時に、アルバムのジャケットも公開になった。雨を凌ぐフードをかぶった少女が、片目で覗き見たのは一体どんな物語なのか。彼女が手回しする映写機が映し出す物語が、触れた人たちの心をどんな風に滲ませてゆくのか。その内容を知る者としては、早く聞かせたくて仕方がない。

それは、メンバーたちも同じ気持ち。その想いが高まったことから、雨ノ弱は、発売日に先行し、ライブ会場での先行販売を行うことを決めた。

雨ノ弱は、6月9日(日)に渋谷DESEOで行われるイベント【現状アートポッパー】へ出演。その日より、会場でアルバム『シネマコンプレックス』をいち早く販売することを決めた。この日は、雨ノ弱も所属するレーベルART POPが主催するイベント。ADAPTER。/NoGoD/マツタケワークスと、何時もとは異なるバンドとの共演も興味深い。いち早く雨ノ弱の世界観へ浸りたい方は、ライブ会場に足を運び、手にすることをお勧めしたい。

また、アルバム『シネマコンプレックス』に収録した『CInDErella story』のMV(https://www.youtube.com/watch?v=6DhRE0EDfsg)も公開になった。出演はもちろん、監督や脚本も井上結夢自ら担当。自身の意識の中に浮かぶ物語を具現化した。こちらも、ぜひご覧になっていただきたい。

井上結夢は、アルバム『シネマコンプレックス』について「シネマコンプレックスとは、いろんな映画を上映している映画館が集まっている施設のことを指す言葉です。タイトルの由来ですが、「『シネマコンプレックス』という一つの作品(施設)の中にはいろんな映画(楽曲)が詰まっています」という意味を持って付けたのが一つ。もう一つは、「コンプレックス(傷)を持った物語(映画)をいろいろ書き連ねている」ことから付けました」と語ってくれた。その言葉に心が少しでもキュッと疼いた方は、一度この映画館を覗いて欲しい。きっと、どの映画にも虜になってしまう……と思いたい。

TEXT:長澤智典

音源情報


アーティスト: 雨ノ弱
タイトル:シネマコンプレックス
発売日:6月19日(水)
品番:HMLB-1901G
価格: 3,500円+税

■収録曲
1.Prologue
2.優雨
3.未確認生物(Album ver.)
4.毒林檎 – BadApple –
5.ファンシーポップ
6.CInDErella story
7.ハロー・グレア
8.籠の鳥
9. c i n e m a
10.Epilogue

発売:濱ラボ.レコード
販売:ダイキサウンド

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