ラッパー・あっこゴリラが、向井太一との収録コラボ曲「ゲリラ × 向井太一」のヒットを記念して行った東名阪ワンマンツアー。初日代官山UNIT公演の模様のオフィシャルレポートをお送りする。

今回のツアーは、”顔が濃いので選んだ”というメンバーによる、あっこゴリラの弟子かつ、サポートメンバーであるBNNZ(読み:バナナズ)と共に、バンドセットで行われた。

開演と共に、BNNZが登場。4月に配信されたばかりのEP収録の「地球の歩きかた」からライブはスタートし、電子工作ユニット・ギャル電によって電飾と「ゲリラゴー」の文字が装飾されたショッピングカート・ゲリラ号に大量のバナナを載せてあっこゴリラが登場。

「TOKYO BANANA」「TOKYO BANANA 2018」と立て続けに披露すると、BNNZの挨拶代わりと言わんばかりに、同じく配信EP収録の楽曲「B.N.N.Z」をパフォーマンス。

早々にオーディエンスを温めると、バスケをテーマに制作された「電光石火」では、観客を巻き込みつつも、楽曲中盤からBNNZも含めたマイクリレーに発展。

さらに、スペシャルゲストとしてZiNEZ a.k.a. KAMIKAZEがステージに登場し、楽曲にあわせてバスケットボールを使ったトリッキーな超絶パフォーマンスで会場を魅了する。巧みな構成でステージへと視線を引き戻すと、再度あっこゴリラ×BNNZによるショータイムへ。

バンドでありながらも、楽器を置いてダンスも披露するなど、あっこゴリラの唱える”スーパーエンターテイメント”を体現する変幻自在のパフォーマンスで「遺書」、衣装チェンジをしたあっこゴリラが再登場してオルタナティブなバンドセットによる新たな魅力が引き出された「PETENSHI」、そしてあっこゴリラが敬愛して止まない向井秀徳へ向けた「向井さん」では、6/1に西永福JAMのこけら落としライブにて同氏との2マンライブが決まったことへの喜びと緊張を楽曲内に込める演出も。

そして、あっこゴリラが再度ステージを後にすると、サックス・MC顔面塗料による即興の打ち込みのによるアンビエント的アプローチで、一転して幻想的な空気感に。ワンマンライブが中盤を越えて終盤に差し掛かったことを示唆するかのように、美しいサックスソロが響き、フィナーレへと加速していく。

音が止み、暗転が解けると、再度衣装を変えたあっこゴリラが登場し、「Back to the Jungle」。会場はまたさらなる盛り上がりを見せていく。

STUTSとの楽曲「黄熱病」、続いて向井太一とのコラボレーションソングで、今回のツアータイトルにもなっている「ゲリラ」を披露すると、観客席にはこちらもスペシャルゲストとしてさきほどのゲリラ号に乗ったギャル電がフロアに乱入し、観客にバナナをプレゼントするサプライズで会場はポップでカオスな空間に変貌!

「ゲリラ」の演奏を終え、あっこゴリラのMCが始まると、重大発表があるとソニー・ミュージックからデビューをオーディエンスに報告。この日一番の歓声が予想外だったのか、あっこゴリラの目に涙が浮かぶ一幕も。

そして、バンド解散からラッパーへの転向、自尊心がなくなっていた自分がHIP HOPに出会ってラップをすることで自尊心を取り戻していった話、この3年間の自身の軌跡になぞって、「価値観の枠に捕らわれず自分自身でいること、”人生余裕”なんだよと昔の自分や自分のような人に伝えたい」と、熱いMCと共に”余裕を言う余裕”というフレーズが印象的なメジャーデビューを飾る新曲「余裕」を披露した。

「残り2曲です」と告げると、「I’M A GREEN QUEEN」のMCと共に、会場をピースフルな雰囲気で包み込む「GREEN QUEEN」でオーディエンスと一体に。そして、最後は性別も年齢も何も関係なく自由であると力強いメッセージを込められた「ウルトラジェンダー」で大団円を迎えた新曲「余裕」のMuisc Videoも公開となったあっこゴリラ。6月30日には、六本木Varit.にて自主企画イベント「ドンキーコング vol.4」を開催する。

2018年、SpotifyのCMに抜擢からさらにメジャーデビューの発表と、大きく話題を呼ぶあっこゴリラのさらなる動きにますます目が離せない!

写真:山川哲矢

あっこゴリラ 『余裕』MV

関連リンク


関連キーワード