ベテラン演歌歌手・渥美二郎が主宰し、今年で24回目を迎える震災チャリティーコンサート「人仁(にんじん)の会」が、6月27日に東京・セシオン杉並で開催。渥美をはじめ、浅田あつこ、鏡五郎、角川博、島津悦子、西尾夕紀、走裕介、山本さと子、若山かずさの演歌・歌謡曲系アーティスト全9人が出演した。

「人仁の会」は、阪神淡路大震災が起きた1995年に同被災者救済を目的として渥美の主宰で発足。2011年以降は、東日本大震災へのチャリティーも同時に行い、熊本・大分地震への義援金も含めて今回までに総額5725万4378円の純益金が集まり、その純益金すべてを日本赤十字社を通して寄付している。

約500人のファンが詰めかける中、オープニングでは9人の歌手と、青空たのし、田島喜男の司会者2人の合わせて全11人が勢そろい。会を代表して渥美が「今日は皆さん貴重なお時間の中をお運びいただきましてありがとうございます。そして今日も忙しい中を駆けつけてくれました素晴らしい歌仲間と一緒に精いっぱい歌いますので、どうぞごゆっくりとお楽しみください」と挨拶しコンサートは開幕した。

その後は山本が「アカシアの雨が止む時」、浅田が「大阪しぐれ」、走が「兄弟船」、島津が「酒場にて」、西尾が「未練の波止場」、若山が「他人酒」、角川が「夜の銀狐」、鏡が「無法松の一生」と昭和の名曲をカバー。また、それぞれの新曲から走が「北のひとり星」、山本が「揺れて日本海」、浅田が「河内のからくち」、西尾が「歌姫」、若山が「冬燕」、島津が「海峡みなと」、鏡が「はなびらの雪」、角川が「女のなみだ」を披露した。トリは渥美が務め、大ヒット曲「夢追い酒」や新曲「涙色のタンゴ」などを熱唱。最後にこの日の義援金137万3257円を日本赤十字社を通して贈呈。ファイナルは出演者全員で昭和の名曲「青い山脈」を歌って、バラエティーに富んだ全38曲のプログラムで客席を楽しませた。

開演前のコメント

渥美二郎
「この人仁の会のコンサートは24回目、震災からは23年になりますが、毎回、お忙しい中を皆さんが集まってくださって感動しています。今日は、来ていただいたお客さんに喜んでいただけるよう楽しい、味のあるステージをやらせていただきたいと思います」。

角川博
「『人仁の会』というのは、『妊娠の会』だと思っています。何かを生み出して前に進んでいこうという会だと、僕は思っております」。

島津悦子
「24回も続けてこられた渥美先輩を尊敬いたしております。この『人仁の会』は、渥美さんとお客さまが一緒に育ててきた会なのかなと、いつも感じています」。

浅田あつこ
「今日も大阪から来ましたが、大阪ものの作品を3曲歌わせていただきますので、楽しくステージができたらいいなと思って心を込めて歌わせていただきます」。

山本さと子
「このコンサートには10回近く出させていただいていますが、お客さまと、ここではない場所でお会いしたときも、『人仁の会』でお会いしましょうと声をかけてくださったりします」。

鏡五郎
「渥美さんのことを非常に尊敬しています。これまで20回出させていただいていますが、渥美さんがおやりになる限り、出させていただこうと思っています」。

若山かずさ
「今回は、私の大好きな渥美二郎さんの『他人酒』を歌わせていただきますのでドキドキしています。私たちもそうですが、お客さまも本当に楽しみにしていますので、頑張って歌わせていただきます」。

西尾夕紀
「今日も角川先輩と二人でもものまね班として頑張らせていただきたいと思っています。お客さまに喜んでいただけますよう精いっぱい歌わせていただきます」。

走裕介
「今日も渥美先輩からいただいた衣装を着させていただき、走裕介ですが、中身は『渥美裕介』みたいな感じで一生懸命歌わせていただきます」。

渥美二郎 日本コロムビア 公式サイト

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