Lida(Psycho le Cému/ NINJAMAN JAPAN)とYURAサマ(Psycho le Cému/ THE BEETHOVEN/Brother)の2人により2005年に誕生したDacco。何気に…そう、何気に14年間ノンストップで活動。お互いに、一番長く止まることなく活動を続けている事をみなさまに改めて(初めて知った?)認知していただきたい。

Daccoは、大体”1年周期”で「テーマ」を掲げては、その「お題目」に沿った活動を、年間を通して行い続けている。今年3月までの 約1年半弱に渡り掲げていたテーマが「チャレンジ」。そのテーマを終えるとき、新たに発表した次のお題目が「エンジョイ」だった。闇へ落ちて苦しむことをテーマに歌うバンドが多いヴィジュアル系の中、Daccoからはそんな単語は一切出てこない。

Daccoが題材にしてゆくのは、つねに「ポジティブ」な内容。2人とも悩むことを知らない少年…いや、おっさんたち。むしろ、触れた人たちから笑顔を引き出すことに喜びと恍惚を覚えている。しかも、2人ともしゃべりが達者なことから、その話術を買われ、トークやMCとしてライブへ出演することも数多い。

24時間365日「エンジョイ」し続けているDaccoの2人が、活動15年目へ向け掲げたテーマが、まさかの「エンジョイ」というのには驚かされた。その理由について、メンバーはこう語ってくれた。

Daccoの2人のコメント

Lida
Daccoは常々エンジョイしてる…というか、エンジョイしかしてないんですけど。あえて、活動15年目へ突入するこのタイミングで「エンジョイ」と口に出して活動することにこそ意味があるなと思って。しかも「Enjoy!」には楽しいだけではない、他の意味もある。そこは、これから「エンジョイ」をテーマに活動をしていく中で、少しずつ伝えていこうかなと思ってる。しかも「Enjoy!」一つを取っても、いろんな切り口で料理が出来る。今回はその中から、今までやったことのないヴィジュアル・アプローチをということで「パンク」をコンセプトにしました。

YURAサマ
ホンマ、うちのリーダーはエンジョイしてるでしょ。最初、リーダーに「次のテーマはエンジョイだから」と言われて「えっ??」となり、続けざま「ヴィジュアル面はパンクやから」と言われたときには、正直「意味わからん」と思いましたからね。「エンジョイがパンク」って、普通「どういうこと??」と思いません??

Lida
一つ訂正をするなら、「エンジョイをパンクする」のではなく「パンクをエンジョイする」ということ。これまでやったことがないんでどう展開していくのか、そこは自分でもわかんないです(笑)。

6月12日(水)に発売する、通算13枚目となるシングルのタイトルが『Enjoy!』。収録した曲たちではパンクをエンジョイしている…かと言ったら、そんな面影はほぼ見当たらない。収録したのは、どれも超ひねくれた角度の緩いダンスポップな変化球ばかり。そこも一筋縄ではいかないDaccoらしさ。収録した3曲の魅力を、2人は以下のように語ってくれた。

『Enjoy!』

Lida
表題曲の『Enjoy!』こそ「Dacco流のパンク」…どころか、古いユーロビートのようにぜんぜんパンクじゃないですからね(笑)。「エンジョイ」というテーマを決めたときに、とにかく曲の中で「Enjoy!」と叫びたいなということから、サビでは「Enjoyパワー!」と連呼しています。ノリやすいテンポだから、みんなと一緒にライブで「Enjoy!パワー!」と歌うことでパンクな盛り上がりを描き出したいですね。

YURAサマ
歌詞は、かなりひっかかります。「Enjoyパワー! 飛ばすぜナイト~ニコニコHeaven」って、こんな恥ずかしい言葉よく出てきたな、と(笑)。そのぶん、つかみも強いんですよ。しかも、メッセージ性もしっかり詰め込んでいる。

Lida
メッセージと言っても、「一度きりの人生さ 一昨日より燃やせよ Passion」という前向きな言葉くらいですけどね。

YURAサマ
「苦しくても  躓きながら生きて行け」とも歌っていますけどね。でも、なぜに”昨日”ではなくて”一昨日”なのか。そこは、みなさん考えてください(笑)。

『JOINT&JOINT』

YURAサマ
お互い、楽曲が出来上がるまでどんな曲を作るのかわからない中、リーダーが表題曲を創るというから、「きっと、「Enjoy」といっぱい言ってくるやろうと思ったんですよ。だから、僕の曲では「あえて「Enjoy」とは言わんことにしとこう」と思ったんですけど。でも、やっぱし言いたくなるわけですよ。そこから「JOINT&JOINT」と歌うことで「Enjoy」と歌ってるように聞こえるなと思い、完全に語呂合わせから作り始めました。そのうえで”繋がる”などいろんなテーマを広げては、意味を繋げた形でした。まぁ、簡単に言うなら「みんなで仲良くいこうぜ」って歌です。

Lida
最後にほんの少しだけ「Enjoy」と言うけど、あとはどれも「Enjoy」と言ってるぽい言葉しか使ってないという徹底ぶり。あと、YURAサマが作る曲には珍しくラップの要素も入っていれば、自分では選ばない言葉もいろいろ入ってくるところも、YURAサマらしいなと思いましたね。

YURAサマ
『JOINT&JOINT』は、曲調もまったりしています。リーダーは「エンジョイなパンク」と言ってたんで、絶対に作らなそうな曲として持ってきました。

Lida
だから「パンクをエンジョイ」することだって。

『ミラクル・マインド』

Lida
「バンドっぽい楽曲も作りたいな」と思って作ったのが、『ミラクル・マインド』。この歌でも、めちゃめちゃ「Enjoy!」と言ってますからね。バンドサウンドもしっかり入れてるように、今回のパンクな衣装姿に寄せた楽曲。しかもスピード感もあるように、Daccoの歴代曲の中で一番テンポの速い曲にもなりました。

YURAサマ
最初はふざけてる感じの曲かな?と思っていたら、普通にええ曲やん。叫びを中心に始まりながらも、サビの歌が感動的というか。果たして、どこがサビかってのもあるけど、「これ、ライブでやると、みんなちょっと感動するんじゃないの?」という曲が出来ました。

Lida
ふざけてそうに見えて良い曲こそ、Daccoのあるべき姿だなと思って。

まずは、3曲の解説を聞きながら、どんな楽曲として完成しているのか、今から想像を膨らませていて欲しい。Daccoは、シングル『Enjoy!』の発売後、すぐに全国ワンマンツアーも開始する。チケットは、5月18日(土)より発売になる。ぜひライブに出かけ、あなたも「Enjoy!」と叫ぶのはもちろん。下手な運動よりも効果てきめんと噂の、「笑って、楽しんで、痩せられる」Daccoのライブの神髄を味わっていただきたい。合い言葉は一つ、「夏に向けてDaccoのライブでダイエットだ!!」。

TEXT:長澤智典

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